【masu cafe】

枡の魅力を発信するカフェがオープン

【相談内容】
枡の生産日本一である大垣市で、枡製造を行っている(有)大橋量器の中野さんがガキビズにお越しになり、今年11月に新規OPEN予定のカフェ経営について、これまで飲食経験がないので、どのように進めていくべきか、どういった店にしていくべきかを相談された。

【提案内容】
誰に何を売りたいかターゲットとコンセプトを明確にし、屋号(ネーミング)、キャッチフレーズなど、軸となるものを、まずは決めていくことをアドバイスした。
その軸となる部分を決めたうえで、ブランディングをし、店内インテリア、メニュー、などを決めていく。
店舗のスペースが限られているので、スタバなどのようなサードプレイス的なゆったりとした長時間滞在型には向いていないので、スペインのバルのように気軽に立ち寄れて、回転率をあげられるスタンディングやテイクアウトもできる方が向いてるかもしれない。
枡の色々な活用方法を通して、“枡”を周知し、売れることが目的なので、枡のインテリアやグラスなど、驚きがあるようなものにし、食事に関しても意外な発想のもので驚きを与えた方が良いのではないか。
大垣の伝統も活かしながら、枡屋の意外なアイデアで、マネされるような普通のソフトクリームとかではなく、オペレーションが簡単なものを考えてみてはどうかと提案した。

また、地元の企業・事業所(お店)とコラボ(連携)して新商品を作ることで、地域連携、地域活性化を図っていってはどうか。
情報発信として、無料HPツールのJimdoでHPを作成することや、Googleマイビジネスの登録、インスタグラム、Facebookなど、SNSの活用を積極的に行うことをアドバイスした。
さらに、OPENの1~2週間前にメディア向けにお披露目、数日前に知り合いを集めてプレオープンするイメージで、OPENまでにスケジューリングしていくことを提案した。

【結果】
11月18日(日)、19日(月)にマスコミ向けにプレオープンし、11月25日(月)にOPENした。
中日新聞(11/19朝刊)、中部経済新聞(11/20)、岐阜新聞(11/23朝刊、12/26朝刊)に掲載された。
ホットサンドをメインに、約10種類の料理やスイーツやコーヒーなどの飲み物も提供している。
枡の魅力や使い方を知ってもらうためにカフェをOPENすることで、新しい枡の使い方を知ってもらうことのきっかけができた。
店内には500個ほどの枡が飾られている。2つのテーブル席とカウンター5席があり、テーブルの天板も大小50個ほどの枡を組み合わせているなど、枡にとことんこだわっている。
枡の生産日本一の大垣で、枡の専門カフェをOPENすることで、お客さまに枡を楽しんでいただきたいとの思いから、新たな魅力発信を期待されている。
1日平均10数人の来店客数があり、休日になると20~30数人の来店客数があるが、安定した来店客数を確保するために、今後の事業展開について、継続的なサポートを行っていく。

約10種類の料理やスイーツやコーヒーなどの飲み物を提供
店内一面に枡が飾られている
カウンターには枡のピラミッドが…
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